日本ヨハン・シュトラウス協会
The Johann Strauss Society of Japan

日本ヨハン・シュトラウス協会TOP ♫ 過去のお知らせ

ヨハン・シュトラウス生誕200記念舞踏会へお越し頂きありがとうございました
皆さまと集合写真!
協会では、5年ぶりとなる大型舞踏会「ヨハン・シュトラウス生誕200記念舞踏会」へお越しくださり、ありがとうございました。

会場が遠方にもかかわらず、大勢の紳士淑女にご参加頂き、お一人お一人が、お姫様あるいは紳士になって頂き歌に音楽に踊りに、最後までお楽しみ頂きました。ご参加下さった皆さま、本当にありがとうございました!

当協会名誉会長秋山和慶氏の訃報につきまして
名誉会長秋山和慶氏
1月26日当協会の名誉会長である、秋山和慶氏が逝去されました。突然の悲報に接し、協会会員一同、深い悲しみを感じると共に、心からお悔やみ申し上げます。
ヨハン・シュトラウス生誕200記念舞踏会開催決定!
チラシ
会場のザ・ジョージアンハウス1997
ザ・ジョージアンハウス1997 ハノーヴァホール
協会の本拠地で、初の大きな舞踏会を開催いたします!
協会の大型舞踏会としては、2019年から実に5年ぶりの開催となります。

素敵なゲストをお迎えし、音楽・歌・酒・踊りを楽しむ・・これぞ、シュトラウスの世界!ワルツ王生誕200周年を盛大にお祝いします。

当日の流れ
13:00~ 会場にお入り頂けます。入り口にて受付をすませてください
  • 更衣室の用意がございます。小さいお部屋ですので、譲りあってのご利用をお願いいたします
14:30 集合写真
  • 楽しい記念写真をご一緒しましょう。ご協力をお願いいたします
14:35~ 入場・舞踏会開始
14:50~ 黒田晋也さん・小林晴美さんによるオペレッタ
  • 二期会会員のお二人による素敵なオペレッタをお楽しみください
15:10 乾杯とお食事(ブッフェスタイル)
  • フリードリンクです。お食事・お飲み物、参加者皆様との交流をお楽しみください
15:40~ 第二部スタート。黒田聡子さんのピアノによる舞踏
16:20~ こうもりのカドリーユ・ダンスデモ
17:20 舞踏会終了
撮影に関しまして
  • 会場で撮影した動画・写真は、協会公式のHPや会報等で使用する場合があります
  • 個人で撮影された写真をSNS等に投稿する際は、被撮影者に許可をとるなど配慮をお願いいたします
  • 撮影時に他参加者やダンスの妨害にならないよう配慮をお願いいたします

日 時 2月9日(日)14:30より
出 演 オペレッタ界の主役たちを迎えて
黒田晋也さん・小林晴美さん・黒田聡子さん
会 場 ザ・ジョージアンハウス1997 ハノーヴァホール
ホームページはこちら
会 費 会員  :11,000円
ビジター:13,000円
ダンスサロンで早割りがあります
申 込 こちらをクリックしてメールにてお申込みください

松本交響楽団ニューイヤーコンサートのご案内
演奏会のフライヤー
2025年1月13日に、松本市音楽文化ホールにおいて松本交響楽団ニューイヤーコンサートが開催されます。
松本交響楽団は、日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団と並び、シュトラウスファミリーの音楽をニューイヤーに演奏する楽団であります。

ヨハン・シュトラウス2世の「春の声」「酒、女、歌」『こうもり』序曲や、フランツ・レハールの「メリー・ウィドウ・ワルツ」など、おなじみの曲が演奏されます。

おかげ様でご好評につき、チケットの残りがわずかとなりました。お出かけの際は、事前に前売り券の購入をお勧めいたします!詳しくはこちらのサイトをご確認下さい。

皆さまお誘いあわせの上、是非聞きにお越しください!
日本ヨハン・シュトラウス協会会長より新年のご挨拶
日本ヨハン・シュトラウス協会会長
新年あけましておめでとうございます。

今年は日本ヨハン・シュトラウス協会創立50周年とヨハン・シュトラウス2世の生誕200年の記念イヤーです。

当協会も2月には記念大舞踏会、5月は当協会管弦楽団の演奏会、6月は協会創立50周年記念式典、その他協会50周年誌の刊行も予定しています。

今年もウィーンからのニューイヤー・コンサート衛星生中継をはじめ、フォルクス・オパー、ウィーン・リング・アンサンブル、ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団など5団体の来日、また日本のオーケストラでも、明るく陽気なシュトラウスの曲は多く含まれ演奏されます。

今年も日本ヨハン・シュトラウス協会をよろしくお願いします。

日本ヨハン・シュトラウス協会会長 秋谷寿一
恒例!ニューイヤーコンサートの曲目解説
7度目となるリッカルド・ムーティ
気づけば12月にはいり、今年も残りわずかとなりました。皆さまにとって今年一年はどのような年でしたでしょうか。
さて、毎年恒例!皆様お待ちかねのニューイヤーコンサートまであとわずかです。

2025年は、リッカルド・ムーティが7度目のタクトを振ります。前回は2021年で、コロナのため無観客演奏でしたが、2025年は多くの歓声につつまれ、素晴らしい演奏を見せてくれることでしょう!

今回も当協会の若宮理事が、素晴らしい解説を用意してくれました!一足先に、ニューイヤーコンサートをお楽しみください。


ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2025
指 揮 リッカルド・ムーティ
演 奏 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
会 場 ウィーン楽友協会黄金ホール
バレエ振付 キャシー・マーストン、衣装:パトリック・キンモンス
バレエ録画地 ゼンメリング・アム・ズートバーンホテル*、ウィーン産業技術博物館**
開 演 2025年1月1日11:15(現地時間=日本時間19:15)
ヨハン・シュトラウス1世 〈自由行進曲〉op.226
ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ〈オーストリアの村燕〉op.164
ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ・フランセーズ〈城壁撤去〉op.269
ヨハン・シュトラウス2世 〈入り江のワルツ〉op.411
エドゥアルト・シュトラウス ポルカ・シュネル〈軽やかに、匂やかに〉op.206

― 休 憩 ―

ヨハン・シュトラウス2世 オペレッタ《ジプシー男爵》RV511序曲
ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ〈加速度円舞曲〉op.234*
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世 オペレッタ《すみれ娘》から〈愉快な仲間の行進曲〉
コンスタンツェ・ガイガー 〈フェルディナンドゥス・ワルツ〉(編曲W. デルナー)
ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ・シュネル〈あれかこれか!〉op.403**
ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ〈トランスアクツィオネン〉op.184
ヨハン・シュトラウス2世 〈アンネン・ポルカ〉op.117
ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ・シュネル〈トリッチ・トラッチ・ポルカ〉op.214
ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ〈酒・女・歌〉op.333

― アンコール ―

ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ・シュネル〈インドの舞姫〉op.351
ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ〈美しく青きドナウ〉op.314
ヨハン・シュトラウス1世 〈ラデツキー行進曲〉op.228
*バレエの録画地は、アスタリスク記号(*, **)で表現してあります。
*日本ヨハン・シュトラウス協会刊の『ヨハン・シュトラウス2世作品目録』(2006)、『ヨーゼフ・シュトラウス作品目録』(2019)に従っています。
【ニューイヤーコンサート2025解説】ヨハン・シュトラウス2世の生誕200年をリッカルド・ムーティが祝福
【解説】若宮 由美(op.257)

リッカルド・ムーティが初めてニューイヤー・コンサートを振ったのは1993年。2025年に83歳になるムーティが7度目の登場となります。前回の2021年がコロナ禍にあり無観客の演奏でしたが、今回は熱い声援を受けて芸域の極みを見せてくれるでしょう。生誕200年を迎えるヨハン・シュトラウス2世の記念すべき年を彩ります。シュトラウス家の楽曲が全体の8割以上を占め、父ヨハン1世からヨハン2世、ヨーゼフ、エドゥアルトまでの4名の名前がみられます。その他ではコンスタンツェ・ガイガーが女性作曲家として初めてニューイヤー・コンサートで演奏されます。そして、ウィーン・フィルと繋がりが深いヘルメスベルガー2世です。

ヨハン・シュトラウス1世:〈自由行進曲〉op.226
Johann StraussⅠ: Freiheits-Marsch, op.226
1848 年の革命と関連がある楽曲。初演の状況はわかりません。しかし、彼がそれまで名前の横に書いていた「宮廷舞踏会音楽監督兼指揮者」の肩書を外しました。序奏はシラーによる『群盗』の「群盗の歌」(第4幕第5場)と一致。「自由に生きようぜ」という歌は、学生歌「いざ楽しまん」(ヨハン2世〈学生ポルカ〉op.263にも引用)として流布していました。検閲が廃止された時代にリズムだけを引用し、旋律を引用しなかった理由もわかりません。

ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ〈オーストリアの村燕〉op.164
Josef Strauss: Dorfschwalben aus Österreich, Walzer, op.164
1864年9月6日にフォルクスガルテンで開かれた祝祭演奏会で初演。作家ジルバーシュタインに献呈。この曲はオーストリアの田園生活を描いた同名小説に着想を得ており、1864年10月にシュピーナ社から出版されたピアノ初版譜の表紙絵は小説に由来し、玄関に座っている老農夫、孫たち、飼い犬、そして燕が田舎の理想を表しています。のどかな曲調のためにレントラーを採用。燕を表現しているのが「鳥笛」。1870 年 10 月 18 日に行われた彼の追悼式でも兄ヨハン2世の指揮で演奏されました。

ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・フランセーズ〈城壁撤去〉op.269
Johann StraussⅡ: Demolirer-Polka, Polka française, op.269
1857年12月20日に皇帝フランツ・ヨーゼフは親書でウィーンの城壁を撤去し、新たな環状道路を敷設する旨を発表。城壁はトルコの包囲(1683)にも耐えたもの。しかし、街の人口は上昇し、変化が必要でした。解体作業は即座に始められ、1862年にはリング(環状)道路が誕生。原題は「作業を進める人たち」。11月22日に最初の妻イェッティとの新婚旅行から戻ってすぐにシュペールで〈謝肉祭の使者〉op.270とともに初演。優雅で楽しいポルカです。

ヨハン・シュトラウス2世:〈入り江のワルツ〉op.411
Johann StraussⅡ: Lagunen-Walzer, op.411
10作目のオペレッタ《ヴェネツィアの一夜》からモティーフを借りたワルツ。ヨハン2世は2度目の妻アンゲリカがアン・デア・ウィーン劇場の監督と駆け落ちしたせいで、ウィーンではなく、ベルリンにオペレッタの上演場所を求めます。1883年10月3日に新フリードリヒ・ヴィルヘルム市立劇場で初演。ウルビーノ公爵が第3幕で歌う「入り江のワルツ」というアリアには、「夜、猫たちは灰色で、夜、やさしくミャオと鳴く」とありますが、この箇所に達すると観客がミャオと鳴き、それが原因でオペレッタは大失敗でした。ウィーン初演で歌詞を変更して上演。同ワルツの初演は1883年11月4日にウィーン楽友協会で行われた慈善舞踏会。このワルツにはヨハンが指揮台にのぼり、嵐のような拍手を浴びました。

エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル〈軽やかに、匂やかに〉op.206
Eduard Strauss: Luftig und duftig, Polka schnell, op.206
エドゥアルトのワルツはさほど売れませんでしたが、ポルカはそうではありませんでした。ポルカ・シュネルはテンポの速いポルカ。エドゥアルトの目録では「ポルカ・シュネルとギャロップ」という項には 45 曲が掲載されています。正確な数はそれよりはるかに多いでしょう。この曲は1882年3月25日にシーズン最後の「日曜コンサート」で演奏されました。優雅なポルカは吹いてくる風を感じさせます。聴衆の関心をひきました。

ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ《ジプシー男爵》RV511序曲
Johann StraussⅡ: Ouvertüre zur Operette "Zigeunerbaron" RV511
ヨカイの『サッフィ』を基にしたシュニッツァーの台本による11作目のオペレッタ《ジプシー男爵》を仕上げます。アン・デア・ウィーン劇場で1885年10月24日、すなわちヨハンの60歳の誕生日前日に初演。リハーサルから数多くの観客が「嵐のような熱狂と賛辞」を送ったといいます。クリスマスまでにヨハン2世の指揮で15回も公演が行われました。序曲のみの演奏は11月8日にウィーン楽友協会でのエドゥアルトとシュトラウス楽団。

ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ〈加速度円舞曲〉op.234
Johann StraussⅡ: Accelerationen, Walzer, op.234
1860年2月14日にゾフィーエンザールで開かれた技術者舞踏会で初演。舞踏会が直前に迫るなか、ヨハン2世はまだ手も付けず、舞踏会の委員に進捗を尋ねられ、食事のメニューの裏側にメモしたといわれています。序奏部で機械音を模倣しており、それが第1ワルツの冒頭で正規のテンポへと加速していきます。これを音楽用語では「アッチェレランド」といい、原題を指します。ワーグナーとも親交を結んだコルネリウスが1861年にマリー・ゲルトナー宛の手紙で同ワルツを「一番好き」と記しています。後年、ケルドルファーが男声合唱曲に編曲しましたが、その時の題名は〈時は金なり!〉 。

ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:オペレッタ《すみれ娘》から〈愉快な仲間の行進曲〉
Joseph HellmesbergerⅡ: Fidele Brüder, Marsch aus der Operette "Das Veilchenmädchen"
オペレッタ《すみれ娘》は1902年2月27日にカール劇場で初演され、約2年半の間に100回以上も上演された成功作。南ドイツの街のホテルに3人の放浪芸人、歌手のハンス・ムック、奇術師のシュティーベル、軽業師のロヴェッリが潜り込みます。そこで金の入った小箱をみつけますが、犯人は取り逃がします。小箱の主は「すみれ娘」のヨハンア。ムックは彼女に惚れ、ロヴェッリも女給仕人フランツィと恋仲になり、放浪をやめて金の由来を突き止め、各人がこの街で幸せに暮らすというお話。行進曲はオペレッタの中に出てくるものです。

コンスタンツェ・ガイガー:〈フェルディナンドゥス・ワルツ〉op.10(編曲W. デルナー)
Constanze Geiger: Ferdinandus-Walzer, op.10(Arr. W. Dörner)
ガイガー(1830-90)は音楽家であった父ヨーゼフからピアノの手ほどきを受け、10歳の時に〈3つのワルツ〉op.1を初めて公開で演奏。1845年にはヨハン1世と知遇を得て、彼の〈フローラ・カドリーユ〉op.177を献呈されました。1848年にピアニストを諦め、アン・デア・ウィーン劇場などで歌手として出演。1861年にザクセン=コーブルク・ウント・ゴータ家のレオポルト公と結婚しました。同ワルツは1849年春に一般公開されました。ピアノ・ソロの楽曲でしたが、今回のためにデルナーが編曲しました。

ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル〈あれかこれか!〉op.403
Johann StraussⅡ: Entweder - oder!, Polka schnell, op.403
9作目のオペレッタ《愉快な戦争》からのモティーフを借用。劇は1881年11月15日にアン・デア・ウィーン劇場で初演。同ポルカは1882年2月14日のゾフィーエンザールで開かれたコンコルディア舞踏会で初演され、オペレッタから3曲、つまりヴィオレッタの行進の歌〈面白い冒険〉、第1幕の終幕の合唱〈オルガンの代わり〉からトリオ部分、「あの敵に会いたい」という歌詞に跳躍的なモティーフを付けた第2幕の導入が取り上げられました。劇には「あれかこれか」のような二者択一の場面はなく、個人的な事情、すなわち妻の不義が関わっていたようです。こういう事情はウィーンの人にとって公然の事柄だったといえます。

ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ〈トランスアクツィオネン〉op.184
Josef Strauss: Transactionen, Walzer, op.184
1865年8月2日にフォルクスガルテンで行われた慈善演奏会で初演。この演奏会が休暇のための最後の演奏会となります。辞書の直訳では「株式取引」ですが、それだけの意味ではありません。彼はこの年の謝肉祭をウィーン大学法科学生のための舞踏会で始め、〈Actionen〉(邦題では「法的措置」)を初演。しかし、その謝肉祭中に頭の病気で初めて演奏中に気を失い、治療のため長い休暇が必要となります。それまでずっと脳の病気の前兆と闘っていた彼の頭には〈Actionen〉が絶えずありました。さらに、シュピーナ社のピアノ譜には愛の神が恋人同士の手を合わせる絵が描かれています。これは情熱的な仲直りを描いたと考えられます。同曲はダンス向きと同時に、交響的な音楽といえる面もあります。

ヨハン・シュトラウス2世:〈アンネン・ポルカ〉op.117
Johann StraussⅡ: Annnen-Polka, op.117
ヨハン1世の有名な〈アンネン・ポルカ〉op.137は1842年8月2日にフォルクスガルテンで初演。10年が経ち、1852年。父は鬼籍に入り、ヨハン2世が父の管弦楽団を吸収しました。プラーターのレストラン「荒くれ男」で7月24日にアンナの日の前夜祭として初演。とても愛らしい旋律で構成され、思わず踊りだしたくなるような雰囲気。ハスリンガーの出版した楽譜の売り上げもよく、1852年秋にドレスデン、ベルリンなどでも、1856年にロシアのパヴロフスクに赴くようになった時も、「アンネン・ポルカの作曲家」と呼ばれました。

ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル〈トリッチ・トラッチ・ポルカ〉op.214
Johann StraussⅡ: Tritsch-Tratsch, Polka schnell, op.214
1858年夏にヨハン2世はパヴロフスクで貴族令嬢スミルニツカヤと秘められた恋に熱をあげ、ロシアの鉄道会社との契約が終わりを告げても、ウィーンに戻りませんでした。ウィーンの人びとはそれを噂します。原題には「噂ばなしをする」という意味が込められています。同年3月には作家ヴァリーが風刺雑誌『トリッチ・トラッチ』を創刊。この雑誌の名前は、1833年のネストロイによる笑劇《デア・トリッチトラッチ》に由来し、1858年にも上演されました。ヨハンは11月24日にブルク斜堤にできた家庭的な「大きなマヒワ亭」で初演。11月27日付の『劇場新聞』は「何年もの間、これほど新鮮でユーモラスな色彩と魅力的な楽器法のダンス音楽は作られなかった」と好評しました。

ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ〈酒・女・歌〉op.333
Johann StraussⅡ: Wein, Weib und Gesang, Walzer, op.333
「酒・女・歌を愛さないものは、一生愚か者である」とはルターの言葉。この題名の作品はウィーン男声合唱協会によって 1869年 2 月 2 日のディアナ・バートでの謝肉祭の仮装舞踏会で初演。序奏で「天にまします神様が、いきなりブドウの若枝を生えさせた」で始まり、第 1 ワルツで「さあ注げ、それ注げ・・・フランケン・ワインをたっぷり注げよ、なければ愛しのオーストリア産」と続きました。管弦楽版は 3 月 16日にペストでシュトラウス楽団により披露。ウィーン初演は造園協会で3月29日(復活祭の月曜日)。ミュラー2世はヨハンの死後、オペレッタ《ウィーン気質》を構成する際にこの旋律と〈朝刊〉op.279を使用。

※会員向け 2024年10月の会報No.339が出来上がりました
会報No.339表紙
順次、会員の皆様のお手元に届きます。お楽しみに!今回は会長のルーマニア・オーストリア紀行が掲載。会員による各種イベント参加レポートも見ものです!

会報について
年四回発行され、会員の皆様に届きます。
イベント等に参加した会員のレポート(ウィーンで行われるタンツシグナーレ・オーパンバル等の舞踏会・そのほか協会の行事・国内の演奏会への参加に関する)や、演奏会等の案内、会員こだわりの研究内容の発表等、中身は盛りだくさんです。
この機会に、会員になられてはいかがでしょうか?入会案内は、こちらのページをクリックしてください。
12月14日開催の12月例会 出演者大募集中です!
恒例会長の独唱
アンサンブルの演奏
コーラスグループの発表
日本ヨハン・シュトラウス協会年内最後の例会は、恒例「12月例会 イヤーエンドパーティーと傍迷惑の会」です!!

ただいま出演者大募集中!オペレッタ、オペラ、カンツォーネ、ピアノ、チター、ヴァイオリンなどの楽器演奏もOK!

大事なのは、人前で披露したい、という気迫!腕前は二の次です!出演希望者は秋谷会長に連絡かこちらまで!

12月例会 イヤーエンドパーティーと傍迷惑の会
日 時 12月14日(月) 午後2時~
会 場 松江コミュニティ会館
会 費 会員と出演者 1,000円 非会員 1,500円
松江コミュニティ会館のホームページはこちら
アクセスは、船堀駅からバス・タクシー・徒歩が便利です。詳しくはこちらのPDFをご覧ください。
11月17日横浜金沢交響楽団プロムナードコンサート2024のご案内
コンサートのフライヤー
日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団の常任指揮者である、佐藤秀義さんの今年最後の演奏会が開催されます。毎年5月の定期演奏会で、佐藤先生の演奏に酔いしれている皆さん、年内最後のチャンスですよ!!

佐藤先生が愛してやまない、ヨハン・シュトラウス2世の曲を中心に、シュトラウス兄弟やブラームスの曲もカバーされています!

詳しくはこちらをご確認ください。

横浜金沢交響楽団 プロムナードコンサート2024
指 揮 佐藤秀義
会 場 横浜市金沢公会堂
日 時 2024年11月17日(日)13:30開場14:00開演
入場料 900円(一部、友の会会員の指定席有り)
~第1部~
【ヨハン・シュトラウス2世】
・喜歌劇「こうもり」序曲
・酒の歌(喜歌劇「こうもり」より)
・ワルツ「もろ人手を取り」op.443
【ヨーゼフ・シュトラウス】
・ポルカ・シュネル「冬の楽しみ」op.121
【ヨハン・シュトラウス2世】
・故郷の調べ(チャルダッシュ)(喜歌劇「こうもり」より)
【エドゥアルト・シュトラウス】
・ポルカ・シュネル「急行列車」op.112
【ヨハン・シュトラウス2世】
・喜歌劇「くるまば草」序曲
~第2部~
【ヨハネス・ブラームス】
・交響曲第3番ヘ長調作品90
※会員向け 2024年10月の会報No.338が出来上がりました
会報No.338表紙
順次、会員の皆様のお手元に届きます。お楽しみに!今回は会員によるウィーン紀行が多め!またイベント情報も見逃せませんよ!

会報について
年四回発行され、会員の皆様に届きます。
イベント等に参加した会員のレポート(ウィーンで行われるタンツシグナーレ・オーパンバル等の舞踏会・そのほか協会の行事・国内の演奏会への参加に関する)や、演奏会等の案内、会員こだわりの研究内容の発表等、中身は盛りだくさんです。
この機会に、会員になられてはいかがでしょうか?入会案内は、こちらのページをクリックしてください。
歌のアトリエ VOL.20〜独唱とアンサンブル〜にコーラスグループが出演いたしました!
他出演者とは違う、日本ヨハン・シュトラウス協会らしい装いや演出が注目を集めていました。見逃した方も動画でご覧ください!

当日の模様
管弦楽団第46回演奏会の動画が公開されました
お待たせいたしました。管弦楽団より公式動画が公開されました。会場に足を運んで頂いた方も、見逃した方も是非ご覧頂き、余韻に浸ってください!

一部の動画
2部の動画
秋山先生の指揮者デビュー60周年東響記念公演が9月21日に開催されます
名誉会長秋山和慶氏
当協会名誉会長の秋山先生のコンサートが開催されます。場所はサントリーホール、9月21日18時開演です!

詳細はこちら(公式ホームページ)をご確認ください!

秋山和慶指揮者生活60周年記念 第724回 定期演奏会
指 揮 秋山和慶
会 場 サントリーホール
開 演 2024年9月21日(土)18:00より
ベルク ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
ブルックナー 交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」WAB 104
※会員向け 2024年7月の会報No.337が出来上がりました
会報No.337表紙
順次、会員の皆様のお手元に届きます。お楽しみに!今回は総会の報告を中心に、会員の近況や活動報告が掲載されております。

会報について
年四回発行され、会員の皆様に届きます。
イベント等に参加した会員のレポート(ウィーンで行われるタンツシグナーレ・オーパンバル等の舞踏会・そのほか協会の行事・国内の演奏会への参加に関する)や、演奏会等の案内、会員こだわりの研究内容の発表等、内容が盛りだくさんです。
この機会に、会員になられてはいかがでしょうか?入会案内は、こちらのページをクリックしてください。
3月例会「シュトラウスとランナーの夕べ 第51回コンサート」の動画を掲載しました
当日は大入り満員でした。お越しくださった皆様、ありがとうございました。演奏の模様を一部抜粋してお届けいたします。是非お楽しみください。

10月にも「シュトラウスとランナーの夕べ 第52回コンサート」を予定しております。こちらもお楽しみに!

管弦楽団第46回演奏会にお越しくださりありがとうございました
演奏を終えて
5月12日(日)の定期演奏会にお越しくださった皆様、ありがとうございました。開演前から多くのお客様にお並び頂き、最後まで熱気あふれる演奏会となりました。

さて、気の早い話ではありますが、来年の定期演奏会の、日程及び曲目が発表されましたので、こちらにも掲載いたします(予定ですので変更となる場合があります)。

来年は「府中の森芸術劇場どりーむホール」にて開催!ヨハン・シュトラウス2世生誕200周年をお祝いします。どうぞお楽しみに!

日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第47回演奏会
指 揮 佐藤秀義
演 奏 日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団
会 場 府中の森芸術劇場どりーむホール
開 演 2025年5月4日 13:30より
生誕200年を記念してオールヨハン・シュトラウス2世プログラム
ヨハン・シュトラウス2世 美しく青きドナウop.314
ヨハン・シュトラウス2世 ウィーン気質op.354
ヨハン・シュトラウス2世 シトロンの花咲く国op.364
ヨハン・シュトラウス2世 狩op.373
ヨハン・シュトラウス2世 記念の詩op.1
ヨハン・シュトラウス2世 武勇伝op.419
ヨハン・シュトラウス2世 喜歌劇「メトゥザレム王子」序曲
ヨハン・シュトラウス2世 つべこべ言わずにop.472 ※日本初演
ヨハン・シュトラウス2世 スペイン行進曲op.433
ヨハン・シュトラウス2世 ライムント時代の調べop.479
  • 曲名は、楽団公式フライヤーに準拠しています
  • 演奏予定曲は変更となる場合があります
管弦楽団第46回演奏会指揮者インタビューとリハーサル動画を掲載しました
真剣なリハーサル風景
リハーサルの合間に一枚!
5月12日(日)の定期演奏会まで、残すところあと10日になりました。

管弦楽団は、最高の演奏を皆様にお届けするべく、猛練習を重ねています。先日行われた指揮者インタビューとリハーサル動画が出来ましたので、公開いたします。指揮者から、見に来て下さる皆様へのメッセージや見どころを、たっぷり語って頂きます。ぜひ最後までご覧ください!

なお、全席自由席ですので、良いお席をご希望の方は、お早めに会場までお越しください。

指揮者インタビューとリハーサル動画
※会員向け 2024年4月の会報No.336が出来上がりました
会報No.336表紙
順次、会員の皆様のお手元に届きます。お楽しみに!今回も、イベントの報告・新会員紹介・会員の寄稿・行事のお知らせ・新譜の案内・会員近況など、入りきらない大盛りでお届けです。

会報について
年四回発行され、会員の皆様に届きます。
イベント等に参加した会員のレポート(ウィーンで行われるタンツシグナーレ・オーパンバル等の舞踏会・そのほか協会の行事・国内の演奏会への参加に関する)や、演奏会等の案内、会員こだわりの研究内容の発表等、中身は盛りだくさんです。
この機会に、会員になられてはいかがでしょうか?入会案内は、こちらのページをクリックしてください。
日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第46回演奏会のお知らせ
昨年の演奏会
毎年恒例、協会管弦楽団の演奏日は、5月12日(日)に決定しました。昨年は、大勢のお客様がご来場下さり、大変好評をいただきました。

今回は、日本初演「匂いすみれop.129」を含め、10曲が予定されています。会場が変わり、アクセスがとても便利です!お誘いあわせの上、お越しください。

日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第46回演奏会
指 揮 佐藤秀義
演 奏 日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団
会 場 タワーホール船堀大ホール
開 演 2024年5月12日 13:30より
後 援 江戸川区
ヨハン・シュトラウス2世 美しく青きドナウop.314
ヨハン・シュトラウス2世 酒女歌op.333
ヨハン・シュトラウス2世 こうもりのカドリーユop.363
ヨーゼフ・シュトラウス うわごとop.212
カレル・コムツァーク2世 バーデン娘op.257
ヨハン・シュトラウス2世 我らの旗のひるがえるところop.473
フランツ・フォン・スッペ 軽騎兵序曲
エドゥアルト・シュトラウス 警告なしにop.132
エドゥアルト・シュトラウス 匂いすみれop.129 ※日本初演
ヨハン・シュトラウス2世 突進op.348
  • 入場無料
  • 全席自由席です。先着順でご入場頂けます。良い席をご希望される方は、早目のご来場をおすすめします
  • マスクの着用は個人のご判断でお願いいたします
  • 曲名は、楽団公式フライヤーに準拠しています
  • 演奏予定曲は変更となる場合があります
5月3日(金・祝)稲見先生リサイタルのご案内
フライヤー
日本ヨハン・シュトラウス協会コーラスグループを指導してくださっている、稲見先生の素敵なリサイタルが開催されます。

詳細は、フライヤーを御覧下さい!

ソプラノ稲見理恵 オペラティック リサイタル
会 場 銀座王子ホール
開 演 2024年5月3日 13:30より開場 14:00開演
  • 全席指定席です。入場料は4,000円です
  • チケットの購入方法は、フライヤーをご確認ください(銀座王子ホールチケットセンターにお問合せ頂くか、インターネットでも購入可能です)
  • お問合せはオフィス・アプローズまでご連絡ください
1月例会「日本ヨハン・シュトラウス協会舞踏会」へお越しいただきました皆さま、ありがとうございました
集合写真
昨日はコンサート付き舞踏会へお越しいただきありがとうございました。

演奏の野々村氏より「たのしい時間でした、踊りもとても参考になりました」とのお言葉でした。

会場には春を告げる花があふれ、長き眠れる時間から甦った心持ちです。

最後に会場のセッティングにご協力くださいました有志の皆様、ほんとうにありがとうございました。
2024年1月28日(日)午後 1月例会「日本ヨハン・シュトラウス協会舞踏会」のご案内
中目黒GTプラザホール
中目黒GTプラザホールにて、ピアノ演奏つき舞踏会を行います。協会の1月例会です。

インターネットで活躍されている、シュトラウス音楽のピアニスト、野々村直哉氏をお迎えし、ピアノ演奏とダンスを楽しむ会になります。

演奏だけ聞きたい、という方もご参加頂けます。奮ってお越し下さい!

1月例会 日本ヨハン・シュトラウス協会舞踏会
開催日 2024年1月28(日)14:00~ 開場13:30
場 所 中目黒GTプラザホール
会 費 会員:2,000円 ビジター:2,800円
※見学の方
会費:1,000円
ドレスコード 新年にふさわしい華やかな装い
※見学の方
ジャケット着用
当日の予定 13:30  開場
14:00~ 舞踏会開始
15:00~15:20 野々村氏演奏
芸術家の生涯
天体の音楽
ジプシーの恋のワルツ(レハール)
15:20~ 舞踏会後半
16:30  終了
※時間は目安です。遅れたり早まったりする事がありますので、あらかじめご理解下さい
受付・入場
  • 直接会場にお越し下さい
  • 受付にてお名前と会費をお支払い下さい
  • 開催時間中(13:30~16:30)の入退場は自由です
  • 14:00からは舞踏会です。舞踏会開始後は受付担当が席を外している事があります。その際は直接開場へお入り下さい。後ほど受付いたします
  • 会場内には、壁にそって椅子が用意されています。ご自由にお座りください
日本ヨハン・シュトラウス協会会長より新年のご挨拶
日本ヨハン・シュトラウス協会会長
新年あけましておめでとうございます。

猛威を振るったコロナ感染も減少し収まりつつあります。

当協会も例会・練習など注意を払いながら活動しております。

今年もウィーンからのニューイヤー・コンサート衛星生中継をはじめ フォルクス・オパー,ウィーン・リング・アンサンブル、ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団などが来日します。

日本のオーケストラも全国でもニューイヤーでは明るく陽気なシュトラウスの曲はほとんど含まれ演奏されます。

そして2025年は日本ヨハン・シュトラウス協会の創立50周年とヨハン・シュトラウスⅡ世の生誕200年です。当協会もより良い例会やコンサート・舞踏会を目指し検討しております。

今年も日本ヨハン・シュトラウス協会をよろしくお願い申し上げます。

日本ヨハン・シュトラウス協会会長 秋谷寿一
※会員向け 2023年12月の会報No.335が出来上がりました
会報No.335表紙
順次皆様のお手元に届きます。お楽しみに!今回も、ニューイヤーコンサートの解説、イベントの報告、新会員紹介、会員の寄稿、イベント情報、会員近況など盛りだくさん!でお届けです。
今週末は12月例会「イヤーエンドパーティと傍迷惑の会」があります!お楽しみに!
高輪区民センター 区民ホール
今週末にせまりましたイヤーエンドパーティと傍迷惑の会は、おかげ様で沢山の発表者がエントリーしました。
発表の内容は以下!歌・演奏・ダンス、盛りだくさんの内容となっています。ご期待下さい!

「傍迷惑の会」とは
当協会の例会の名物です。自分がやりたい事をやり切ろう、それを是非、他の人にも見てもらおう、というコンセプトです。出来不出来は一切問いません。そのため、出来次第や発表内容によっては、見る側の迷惑になる可能性もあるため、このような名前がつきました。

12月例会 イヤーエンドパーティと傍迷惑の会
開催日 2023年12月23日(土)14:10~17:00 開場13:30
場 所 高輪区民センター 区民ホール
会 費 会員:1,000円 ビジター:1,500円
発表内容(予定)
14:10~15:10
  協会コーラスグループ合唱
・ワルツ「南国のバラ」
・ウィーンよ、私の愛する町
独唱①
・カンツォーネ ラ・スパニョーラ
・カンツォーネ ニーナ
・ドイツ歌曲 春への憧れ
独唱②
・君はわが心のすべて
・来たれ、ジプシー
独唱③
・愛は地上の天国
・さようなら、過ぎし日の美しく楽しい夢よ
独唱④
・わたしのお父さん
・ヴィリアの歌
独唱⑤
・私だけに
・カンツォーネ 恋する兵士
ダンス 15:10~15:35
  19世紀舞踏研究会
・ワルツカドリーユ
・ポルカカドリーユ
・ウィーン舞踏会ダンス
演 奏 15:50~16:40
  チター「コッヘル湖のすみれ」
ピアノ「戦場のメリークリスマス」
バイオリン二重奏「舞踏会の妖精」 メリーウィドウより
チェロ独奏「杭夫長Der Obersteiger」
七重奏「南国のバラ」

内容は予定です。予告なく変更等が発生する可能性があります。ご了解ください。

当日の会場「高輪区民センター 区民ホール」の詳細はこちらをご確認ください。
恒例!ニューイヤーコンサートの曲目解説
クリスティアン・ティーレマン
今年もいよいよあと1か月となりました。皆様お待ちかねのニューイヤーコンサートまであとわずかです。

2024年は、ベルリン国立歌劇場の音楽監督に就任する、クリスティアン・ティーレマン(1959-)が、満を持してのカムバック!ブルックナー生誕200周年の今年、いままで聴いたこともない舞曲で、ニューイヤーコンサートを盛り上げます。

今年も当協会の若宮理事が、素晴らしい解説を用意してくれました!一足先に、ニューイヤーコンサートをお楽しみください。


ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2024
指 揮 クリスティアン・ティーレマン
演 奏 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
会 場 ウィーン楽友協会黄金ホール
バレエ振付 ダヴィデ・ボンバーナ
バレエ録画地 バート・イシュル*、ローゼンブルク城**
開 演 2024年1月1日11:15(現地時間=日本時間19:15)
カール・コムザーク2世 〈アルブレヒト大公行進曲〉op.136
ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ〈ウィーンのボンボン〉op.307
ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ・フランセーズ〈フィガロ・ポルカ〉op.320
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世 ワルツ〈全世界のために〉
エドゥアルト・シュトラウス ポルカ・シュネル〈ブレーキかけずに〉op.238

― 休 憩 ―

ヨハン・シュトラウス2世 オペレッタ《くるまば草》序曲
ヨハン・シュトラウス2世 〈イシュル・ワルツ〉遺作ワルツ第2番*
ヨハン・シュトラウス2世 〈ナイチンゲール・ポルカ〉op.222
エドゥアルト・シュトラウス ポルカ・マズルカ〈山の湧水〉op.114
ヨハン・シュトラウス2世 〈新ピチカート・ポルカ〉op.449
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世 バレエ《イベリアの真珠》から〈学生音楽隊のポルカ〉
カール・ミヒャエル・ツィーラー ワルツ〈ウィーン市民〉op.419
アントン・ブルックナー 〈カドリーユ〉WAB121(管弦楽編曲W. デルナー)
ハンス・クリスティアン・ロンビ ギャロップ〈あけましておめでとう!〉
ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ〈うわごと〉op.212

― アンコール ―

ヨーゼフ・シュトラウス ポルカ・シュネル〈騎手〉op.278
ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ〈美しく青きドナウ〉op.314**
ヨハン・シュトラウス1世 〈ラデツキー行進曲〉op.228
*バレエの録画地は、アスタリスク記号(*, **)で表現してあります。
*日本ヨハン・シュトラウス協会刊の『ヨハン・シュトラウス2世作品目録』(2006)、『ヨーゼフ・シュトラウス作品目録』(2019)に従っています。
【ニューイヤーコンサート2024解説】ブルックナーを引っ提げてティーレマンが新年のウィーン音楽界に再登場
【解説】若宮 由美(op.257)

ベルリン国立歌劇場の音楽監督に就任するクリスティアン・ティーレマン(1959-)が戻ってきます。以前にウィーン楽友協会で彼によるブルックナーの交響曲8番をウィーン・フィルで聴いたことがあります。驚いたのは彼の音楽の描き方ばかりでなく、聴衆の熱狂する姿でした。今年はブルックナー生誕200年にあたり、いままで聴いたこともない舞曲で登場です。

カール・コムザーク2世:アルブレヒト大公行進曲op.136
Karl[Karel] Komzák junior: Erzherzog Albrecht-Marsch, op.136
献呈者はアルブレヒト大公。アルベルティーナの銅像の人物。プラハ生まれのコムザーク2世は1882 年にウィーンの第 84 歩兵連隊の軍楽隊長に就任。舞曲や行進曲で名を馳せます。同曲は1887年4月25日に陸軍勤務60周年記念祭で初演。ひじょうに愛好された曲で第一次・第二次大戦でドイツの行進曲として、とくにUボートの発着の際に演奏。

ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ〈ウィーンのボンボン〉op.307
Johann Strauss (Sohn): Wiener Bonbons, Walzer, op.307
1866年1月28日、王宮のレドゥーテンザールで技術家協会の主催する祝祭舞踏会で初演。同舞踏会のパトロンは当時パリ駐在のオーストリア大使夫人パウリーネ・メッテルニヒ。パリ、ウィーンの芸術分野で腕をふるった人物で、ヴァーグナーらのパトロンとしても有名。この舞踏会の結果、翌年のパリ万国博覧会に参加しようとする意向も高まりました。

ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・フランセーズ〈フィガロ・ポルカ〉op.320
Johann Strauss (Sohn): Figaro-Polka, Polka française, op.320
1867年はパリで万国博覧会が開かれ、ヨハン2世は万博会場近隣で演奏会を開きたいと考えていました。前年の謝肉祭にドスモン侯爵がウィーンを訪ねたことで具現化。実際にはシュトラウス楽団ではなく、ビルゼの楽団と契約を締結。この楽団は後のベルリン・フィル。パリで演奏会を開くのですが、初めは入りが芳しくなく、対応策としてパリの雑誌『ル・フィガロ』の編集長ヴィユムサンを味方につけることに成功しました。同曲はその感謝をこめた曲です。パリのセルクル・アンテルナシオナルで1867年7月30日に初演。

ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ワルツ〈全世界のために〉
Joseph Hellmesberger (Sohn): Für die ganze Welt, Walzer
ヘルメスベルガー2世は愛称「ペピ」と呼ばれています。1901年から2年間はマーラーの後任としてウィーン・フィルの首席指揮者を務めました。晩年は女性スキャンダルにより順風満帆だった人生は崩れ、いまだ研究も進んでいません。このワルツはバイエルン州立図書館にオーケストラの手稿譜(パート譜)が残されていたもので、1903年の年号が書かれています。堂々とした序奏によって始まり、伝統的なワルツへとつながります。

エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル〈ブレーキかけずに〉op.238
Eduard Strauss: Ohne Bremse, Polka schnell, op.238
この曲は作曲の経緯と初演がわかりません。初版は1886年。演奏記録は1885年12月8日にリンツのフォルクスガルテンで第84歩兵連隊ヘッセン大公によると記されています。しかし、演奏団体がシュトラウス楽団でなく、演奏地がウィーンではない点に疑問が残ります。その上、この題名は鉄道と切っても切れないと思われます。そこで目につくのが1885年2月5日にゾフィーエンザールで開かれた鉄道舞踏会。しかし、同舞踏会で初演されたと記されている曲は、唯一、楽団長クラールのポルカ・シュネル〈3つめの鐘の音〉op.96だけで、エドゥアルトの名も、シュトラウス楽団の名も記されていません。

ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ《くるまば草》序曲
Johann Strauss (Sohn): Ouvertüre zur Operette "Waldmeister"
1895 年 12 月にアン・デア・ウィーン劇場で《くるまば草》は初演。ハーブの一種である「くるまば草」(=ほれ薬)は、本来、白い花を咲かせますが、新種の黒い花が騒ぎを巻き起こします。初演日にはヨハン2世が序曲の指揮を行い、その後の3幕はアドルフ・ミュラー2世が行いました。序曲の単独演奏は、ウィーン楽友協会で1895年12月8日に行われた「日曜コンサート」。演奏会はエドゥアルトの慈善公演でしたが、休憩前の盛り上がったところでヨハン2世が登場し、この曲の指揮をしました。ブラームスが、このワルツの対旋律を書き込んだという話は逸話というべきものでしょう。

ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ〈イシュル・ワルツ〉遺作ワルツ第2番
Johann Strauss (Sohn): Ischler-Walzer, Nachgelassener Walzer Nr. 2
1899年6月3日に肺炎になって死亡しましたが、その後も新作の発表は続きました。1900年11月18日、アドルフ・ミュラー2世によって完成されられたワルツはウィーン楽友協会の黄金ホールで初演。翌日の『新自由新報』では「このワルツは彼が残したものの中で一番優れているもの。各部分は旋律的で極上の楽器法で書かれている。指揮者のコムザークは嵐のような熱狂によりアンコールしなければならなかった」とあります。同曲はザルツカンマーグートのバート・イシュルの地を称賛した作品で、皇帝一家などもこぞって夏の別荘を構えたところです。もちろんヨハン2世もその一人でした。

ヨハン・シュトラウス2世:〈ナイチンゲール・ポルカ〉op.222
Johann Strauss (Sohn): Nachtigall-Polka, op.222
1850年代にはヨハン2世は夏の間にロシアのパヴロフスクで指揮をする契約を結んでいました。1859年は3月頃から神経の病気のために謝肉祭からも距離を置いていた上に、オーストリア軍が4月29日にサルデーニャへ宣戦布告したため、それを口実にロシア行を延期。それでも5月1日にウィーン郊外のウンガー・カジノで「さよなら演奏会」を開きます。過去には新作のワルツでしたが、この年は同ポルカが初演されました。この居酒屋はナイチンゲールが鳴くのにぴったりの場所でした。様式的なポルカではなく、2/4拍子のリズムの中に管楽器奏者の妙技を鳥の羽ばたきや鳴き声を模倣させています。

エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・マズルカ〈山の湧水〉op.114
Eduard Strauss: Die Hochquelle, Polka mazur, op.114
1873年にウィーンは万国博覧会を開きます。大勢の人がウィーンを訪れるために、上水道の整備が重要となり、同案を構想したのがジュース博士。万博が終盤に差し掛かった10月にウィーン南西に位置するラックス-シェネーベルクの山地からウィーンへと新鮮な水を供給する第一湧水管が開通。これにより蛇口をひねるだけでアルプスの水が飲めました。エドゥアルトはこの機会に同曲を作り、1874年2月9日にディアナザールで初演。1911年にジュース博士のための銅像が作られたのを機に、同曲が同博士に献呈されました。

ヨハン・シュトラウス2世:〈新ピチカート・ポルカ〉op.449
Johann Strauss (Sohn): Neue Pizzicato-Polka, op.449
1893年1月に《ニネッタ侯爵夫人》がアン・デア・ウィーン劇場で初演され、同曲は始めは子どものバレエ、次に間奏曲として演奏。単独の演奏会はドレーアーで1月15日。しかし、前年のヨハン2世の手紙に「4月2日土曜。親愛なるエドゥアルト!君のハンブルクで行う演奏会のために新ピチカート・ポルカをスケッチした」とあります。1892年にエドゥアルトはハンブルクに演奏旅行していますが、同地で同曲を演奏した記録はありません。中間部の鉄琴とトライアングルの使用は軽快で、音楽的内容は深くなっています。

ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:バレエ《イベリアの真珠》から〈学生音楽隊のポルカ〉
Joseph Hellmesberger (Sohn): Estudiantina-Polka aus dem Ballett "Die Perle von Iberien"
ウィーン宮廷歌劇場でバレエ音楽監督であった「ペピ」は1902年4月7日にバレエ《イベリアの真珠》を初演。これは3景から成るバレエで、台本は主役を演じたダンサーのシローニ、振付は宮廷歌劇場のハスライターが担当。ロマ(ジプシー)娘のパキータがスペインでひとりの学生と恋に落ち、横槍を入れる総督と一悶着を起こす物語です。同曲はパキータが貝に乗っての旅行の最中、つまりは第2景から第3景への間奏曲で、コケティッシュで短く軽快な音楽です。弦楽器は大抵、ピチカートで奏します。

カール・ミヒャエル・ツィーラー:ワルツ〈ウィーン市民〉op.419
Carl Michael Ziehrer: Wiener Bürger, Walzer, op.419
同曲は1890年2月12日に市庁舎での初めて舞踏会で初演。1882年10月7日に完成式典が行われてから、ようやく開かれた舞踏会には2つの楽団が出演。ひとつはツィーラー率いるウィーン第 4 歩兵連隊、いわゆる「ホッホ・ウント・ドイチュマイスター」で、もうひとつはシュトラウス楽団。シュトラウス楽団の方がランクは上でした。この日に老齢のヨハン2世は〈美しく青きドナウ〉などを盛り込んだワルツ〈市庁舎舞踏会〉op.438を初演。一方の同曲は当時流行していたウィーン風ではないものの、人気を呼びました。

アントン・ブルックナー:カドリーユWAB121(管弦楽版W. デルナー)
Anton Bruckner: Quadrille, WAB 121 (Orchestr. W. Dörner)
ブルックナーは交響曲と教会音楽で知られ、舞曲とは縁遠い存在。同曲は1854年頃のピアノ4手作品。彼がザンクトフローリアン修道院のオルガニスト・教師をしていた頃の作品。出版は1928年と遅く、筆者譜でザンクトクレムスミュンスター修道院に伝播したようです。献呈者にはザンクトフローリアン修道院審判官のゲオルク・リュッケンシュタイナーで、実際にはピアノのレッスンをしていた、その娘のマリーのために書かれたと思われます。管弦楽用編曲は、ウィーン・ヨーゼフ・ランナー協会のW. デルナー(1959-)です。

ハンス・クリスティアン・ロンビ:ギャロップ〈あけましておめでとう!〉
Hans Christian Lumbye: Glædeligt Nytaar!, Galopp
デンマークの作曲家ロンビは、1843年にコペンハーゲンで遊技施設「ティヴォリ」が創設されると音楽監督を務めます。ウィーンのヨハン1世やヨーゼフ・ランナーが流行した時代であったため、その影響下にあったロンビは「北欧のヨハン・シュトラウス」と呼ばれます。同曲は1849年に《クリスマスと新年》という4曲から成る組曲の最後の作品で、1849年12月17日にカジノ劇場のクリスマス・コンサートで初演されました。

ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ〈うわごと〉op.212
Josef Strauss: Delirien, Walzer, op.212
1866年にケーニヒツグレーツでの敗戦で1867 年の謝肉祭は盛り上がりに欠けました。その中で最初の舞踏会が1 月 22 日にゾフィーエンザールで開かれます。愛らしいワルツを指揮したヨーゼフには多大な称賛が与えられました。題名は主催者から授けられたもの。ヨーゼフは伝統的なウィンナ・ワルツに憂鬱な序奏を付け加えていますが、これは影響を受けていたヴァーグナーの器楽法とみられます。神経質なトレモロと頻繁な転調、減7の和音の連続で、聴いている人にも題名の正当性を意識づけるようになっています。

ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル〈騎手〉op.278
Josef Strauss: Jockey-Polka, Polka schnell, op.278
競馬好きのヨーゼフは1870年3月13日に落成したばかりのウィーン楽友協会黄金ホールで初演。3兄弟が揃っての慈善演奏会の日。ギャロップのような軽快なリズムが特徴です。
11月例会は拍手喝采の中、行われました
熱心に聞き入る参加者
”ハバネラ”を熱唱する稲見先生
11月例会は、遠方にも関わらず、大勢の皆様にお越しいただきました。

コンサートは、アンコール含め10曲!最後まで聞きほれてしまい、あっという間のコンサートとなりました。

稲見先生、ピアノの渕上先生、素晴らしい歌声と演奏、本当にありがとうございました!

コンサートの後の、懇親会そしてミニダンスタイムもあり、最後まで盛り上がりました。
11月12月、例会のご案内
秋谷会長邸 シェーンブルンホール
11月例会は、協会のコーラス指導をしている稲見理恵先生による、コンサートです。秋のひと時、素敵な会場で稲見先生の美声に浸りませんか?

開催日 2023年11月11日(土)14:00~17:00
場 所 群馬県高崎市新町 秋谷会長邸 シェーンブルンホール
会 費 会員:3,000円 ビジター:3,500円 ドリンク・軽食つき
お申込 11月9日までに、秋谷会長に連絡するか、当HPに連絡下さい
johann.strauss.society@gmail.com

高輪区民センター 区民ホール
12月例会は、恒例!イヤーエンドパーティと傍迷惑の会です。ただいま、出演者大募集!オペレッタ・オペラ・カンツォーネ・ピアノ・チター・ヴァイオリンなどの楽器演奏も、可能です!
場所及び時間は以下をご確認ください!
開催日 2023年12月23日(土)14:00~17:00
場 所 高輪区民センター 区民ホール
会 費 会員:1,000円 ビジター:1,500円
今回の会場は、立派な区民ホールです!ステージ付きの素敵なホールです。日頃鍛えた歌声・楽器・技を、素敵なステージで心行くまでご披露下さい!
高輪区民センター 区民ホールの詳細はこちら

我こそは!という強者は、秋谷会長までご連絡下さい!または、当HPあてでも結構です!
※会員向け 2023年10月の会報No.334が発送されました
会報No.334表紙
イベントの報告、新会員紹介、会員の寄稿、イベント情報、会員近況など盛りだくさん!今回は新会員のご紹介が多め!会員が増えているのは、皆様の熱意の現れと思います。ありがとうございます!
鷲見先生指揮による演奏会のご案内
演奏会のフライヤー
日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団で、長年指揮をとられた鷲見先生指揮による演奏会がひらかれます。

皆様聞き覚えのある有名な曲ばかり!

会場は、入場無料・自由席です。過ぎ行く夏を想いひと時の音楽を楽しみに是非お越し下さい!

開催日 2023年9月15日13:30開場 14:00演奏開始
場 所 港区立高輪区民センター 区民ホール
日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第45回演奏会の動画が公開されました!
長らくお待たせいたしました。管弦楽団第45回演奏会の動画が公開されました。

当日は大勢の皆様にお越し頂き、本当にありがとうございました。皆様の応援・声援が団員一同にとって一番の励みになります。
管弦楽団では、すでに来年の演奏に向け、猛練習が開始されています。こちらもどうぞご期待下さい!

第一部の模様
第二部の模様
※会員向け 2023年7月の会報No.333が発送されました
会報No.333表紙
会のイベントの報告、新会員紹介、会員の寄稿、イベント情報、会員近況など盛りだくさん!どうぞお楽しみ下さい!
日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第45回演奏会ゲネプロが行われました
ゲネプロの模様
来週はいよいよ日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第45回演奏会です!
先日ゲネプロ(最終リハーサル)が行われました。仕上がりも順調との事、本番に向けた調整が続いています。

当日の演奏をどうぞお楽しみ下さい!
開催日 2023年5月28日13:30より
場 所 江戸川区総合文化センター 大ホール
  • 入場無料
  • 全席自由席です。先着順でご入場頂けます。良い席をご希望される方は、早目のご来場をおすすめします
  • マスクの着用は個人のご判断でお願いいたします
日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第45回演奏会は5月28日(日)開催です!
真剣なオケの皆さん
熱の入った指揮の佐藤さん
日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第45回演奏会まで、約1か月となりました。

練習風景の模様が届きましたので、掲載します。熱の入った練習風景を是非御覧ください!開催まで残り1か月、ラストスパートで練習にも熱がはいっています!どうぞご期待下さい。

日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団第45回演奏会のお知らせ
第45回演奏会のフライヤー
お待ちかね、5月28日(日)に45回目となる日本ヨハン・シュトラウス協会管弦楽団演奏会が開催されます!

今回は日本初演となるエドアルト・シュトラウス「軽やかに、匂やかに」を始め、全10曲をラインナップ。素晴らしい演奏をお届けすべく、日々練習に励んでおります。

全席自由席で入場は無料です。お誘いあわせの上、ウィーンの雰囲気を味わいに会場までお越しください!
※会員向け 2023年4月の会報No.332が発送されました
2023年4月会報No.332表紙
会のイベントの報告、会員の寄稿、イベント情報、会員近況など盛りだくさん!どうぞお楽しみ下さい!
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。

猛威を振るったコロナ感染も重症化が減少し収まりつつあります。
当協会も例会・練習など注意を払いながら活動開始しております。

今年もウィーンからのニューイヤー・コンサート衛星生中継をはじめ3年ぶりのフォルクス・オパー,ウイーン・リング・アンサンブルなど4団体が来日します。また日本のオーケストラでも、明るく陽気なシュトラウスの曲はほとんど含まれ演奏されるなど、明るい話題が増えてまいりました。
当協会でも、引き続きヨハン・シュトラウスとその一家、同時代の周辺の作曲家の魅力をお届け出来るよう、活動してまいります。

今年も日本ヨハン・シュトラウス協会をよろしくお願い申し上げます。

2023年1月1日
日本ヨハン・シュトラウス協会会長 秋谷寿一
恒例!2023年ニューイヤーコンサートのプログラムと解説
フランツ・ウェルザー=メスト
今年もいよいよあと1か月となりました。ニューイヤーコンサートまであとわずか。先日発表されたプログラムを見て驚かれた方も多いのではないでしょうか?

2023年はウェルザー=メストが3度目のタクトを振ります。ラインナップも初演の曲が多め、ヨーゼフ・シュトラウスの曲が多め、と例年と違うプログラムにワクワクがとまらないファンの皆様も大勢おられると思います。

今年も当協会の若宮理事が素晴らしい解説を用意してくれました!ニューイヤーコンサートのお供に、一足先にこちらの解説をお楽しみください。


ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2023
指 揮 フランツ・ウェルザー=メスト
演 奏 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
合 唱 ウィーン少年合唱団、ウィーン少女合唱団
会 場 ウィーン楽友協会黄金ホール
バレエ振付 アシュリー・ペイジ バレエ録画地:ラクセンブルク宮殿* メルク修道院**
開 演 2023年1月1日11:15(現地時間=日本時間19:15)
エドゥアルト・シュトラウス ポルカ・シュネル〈誰が一緒に踊るの?〉op.251
ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ〈英雄の詩〉op.87
ヨハン・シュトラウス2世 〈《ジプシー男爵》のカドリーユ〉op.422
カール・ミヒャエル・ツィーラー ワルツ〈心地よい夜に〉op.488
ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ・シュネル〈元気に行こう!〉op.386

― 休 憩 ―

フランツ・フォン・スッペ 喜劇的オペレッタ《イザべッラ》序曲
ヨーゼフ・シュトラウス 演奏会用ワルツ〈愛の真珠〉op.39*
ヨーゼフ・シュトラウス ポルカ・フランセーズ〈アンゲリカ・ポルカ〉op.123
エドゥアルト・シュトラウス ポルカ・シュネル〈さあ、逃げろ!〉op.73**
ヨーゼフ・シュトラウス ポルカ・フランセーズ〈上機嫌〉op.281合唱団付
ヨーゼフ・シュトラウス ポルカ・シュネル〈いつまでも永遠に〉op.193合唱団付
ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ〈まひわ〉op.114
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世 バレエ《エクセルシオール》から 〈グロッケン・ポルカとギャロップ〉
ヨーゼフ・シュトラウス オーケストラ・ファンタジー〈アレグロ・ファンタスティーク〉Anh.26b
ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ〈水彩画〉op.258

― アンコール ―

ヨハン・シュトラウス2世 ポルカ・シュネル〈山賊のギャロップ〉op.378
ヨハン・シュトラウス2世 ワルツ〈美しく青きドナウ〉op.314**
ヨハン・シュトラウス1世 〈ラデツキー行進曲〉op.228
*日本ヨハン・シュトラウス協会刊の『ヨハン・シュトラウス2世作品目録』(2006)、『ヨーゼフ・シュトラウス作品目録』(2019)に従っています。

各曲目の解説文をこちらに掲載しております。
※会員向け 2022年12月の会報No.331が発送されました
2022年12月会報No.331表紙
会のイベントの報告、会員の寄稿、イベント情報、会員近況、新会員のご紹介など盛りだくさん!どうぞお楽しみ下さい!
12月例会にお越しくださった皆様ありがとうございました!
コーラスの発表
今回も大入り!
12月例会は恒例のイヤーエンドパーティを兼ね、傍迷惑の会が開催されました。9名の熱の入った発表に、会場は大盛り上がりでした。

コーラスあり演奏あり、日頃の練習の成果に来場の方たちも大変楽しんでもらえた会となったようです。

コロナ禍で例会の開催がとぎれとぎれとなりましたが、11月12月と無事開催する事が出来ました。ありがとうございました。一足早いご挨拶となりますが一年間お疲れ様でした。来年も日本ヨハン・シュトラウス協会をよろしくお願いいたします!
11/26(土)は11月例会が行われました。お越しくださった皆様ありがとうございました!
発表に聞き入る皆さん
会長の発表
発表内容
1.喜歌劇とブフォ論争
2.来年のニューイヤーの予告編
3.youtube より"Happy birthday to you"の美しき青きドナウやラデッキー行進曲版の画像や動画
4.私のシュトラウス愛
5.シュトラウスの曲に振りつけられた舞踏

珍しい映像や音源が次々に登場し、会場からは笑い声や感嘆の言葉が聞かれ、大変興味深い内容の連続でした。また各会員のこだわり・愛情がストレートに伝わってくる例会でした。

発表された会員の皆様、お疲れ様でした!
© The Johann Strauss Society of Japan