日本ヨハン・シュトラウス協会
The Johann Strauss Society of Japan

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宝塚ベガホールのヨハン・シュトラウス像

 宝塚歌劇と温泉で知られる兵庫県宝塚市にヨハン・シュトラウスⅡ世の像(写真)があります。

 宝塚はもともと閑静な温泉地でしたが、大正初めに阪急電鉄の創始者小林一三(こばやし・いちぞう)が阪急電車の利用客を増やすため博覧会場やプールなどの娯楽施設をつくったことをきっかけに発展しました。
小林は宝塚に劇場をつくって少女たちによる歌劇を上演させましたが、これが後に有名な宝塚歌劇となりました。現在も武庫川のほとりに宝塚歌劇の本拠地となっている大劇場が建っています。

 宝塚市は1994 年10 月にウィーン市第9 区(アルザーグルント区)と姉妹都市の提携を結び、以来両市の間で交流活動が続けられています。ウィーン市第9 区にはオペラファンにはよく知られたフォルクス・オーパー(歌劇場)があり、「劇場の町」という共通点が両市提携の理由の一つになったようです。

 そうした縁で2002年3月にウィーン市から寄贈を受け、宝塚市の音楽専用施設ベガ・ホールに設置されたのがこのシュトラウス像です。
像はホールの玄関脇に銀色に輝いて立っており、ヴァイオリンを弾いているその姿はウィーンの市立公園にある有名な像と同じスタイルです。

 ベガ・ホールは阪急宝塚線清荒神駅のすぐ側、市の中心部からは少し離れた住宅地にあって市立図書館との複合施設になっています。約370 席で「小さくても響きの良いコンサートホール」を理念に1980 年8 月にオープンし、煉瓦作りのユニークな美しい内装が施され、パイプオルガンも設置されています。国際交流の一環としてウィーンからやって来た演奏家によるコンサートもしばしば開かれているようです。

葛飾青砥のヨハン・シュトラウス像

 写真のヨハン・シュトラウスの像は京成電鉄青砥駅前(東京都葛飾区)にある「ワルツの塔」というモニュメ ントです。
 これは葛飾区が文化複合施設「かつしかシンフォニーヒルズ」を1992 年に建設した際、その一環として、施設へ通じる「シンフォニー通り」の出発点となる青砥駅前に作ったようです。「シンフォニーヒルズ」のコンサート ホールは「モーツァルトホール」と名づけられており、玄関口にモーツァルトの像が立っています。

 葛飾区は、かつてウィーン市長が飛行機内で地元の柴又を舞台とす る「男はつらいよ」の映画を見てすっかり気に入りウィーンロケを招請した縁で、87 年にウィーンのフロリズドルフ区(21 区)と友好都市の関係を結んでいます。
「男はつらいよ」第41 作「寅次郎心の旅路」(89 年公開、マドンナは竹下景子)ではシュトラウスの音楽がふんだんに使われウィーンの舞踏会場も出てくることはご存じの通りです。2009 年9月末にウィーン市内に「寅さん公園」 が完成したのもこの関係によるものです。モニュメントの像にモーツァルトとシュトラウスが選ばれた理由も、ウィーンを訪れた方ならご存じのようにこの二人がウィーンで最も人気のある音楽家だからではないかと思われます。

 「ワルツの塔」は設置当初、一日4回(9 時、12 時、15 時、18 時)頭上に浮かぶエンジェルの電飾が点灯して回転し、カール・ベーム指揮ウィーン・フィル演奏の「美しく青きドナウ」を鳴り響かせたそうですが、その後故障してしまったそうです。足元には像を囲むようにベンチが設えてあり、待ち合わせ場所として利用されているようですが、「ワルツの塔」以外の表示がなにもないため、 この像がヨハン・シュトラウスⅡ世だと判らない人が多いかも知れません。

シュトラウス・ピアノエディション

 当協会の発足当初、シュトラウス・ピアニストとして活躍し、現在米国在住の小田川隆朗氏(Otagawa Takaaki)が英国ヨハン・シュトラウス協会とのコラボでレコーディングを始めました。 エドゥワルト・シュトラウスのいまだ一般に紹介されていない未録音の約200曲を録音する予定で、すでに3巻が完成しています。(3巻の曲目リストはこちらをご覧ください)

 エドゥワルトの作品は兄のヨハン、ヨーゼフに劣らず魅力的なのに、なぜか不当に低く評価され続けて来ました。これを聴かないでいるのはシュトラウス一家の愛好家としてあまりにも勿体ないことです。ヨハンやヨーゼフのようにフルオーケストラで全曲を聞くことが当分望めない現在、このプロジェクトは貴重な試みかと思います。

 小田川氏の演奏は、ウインナワルツ特有の三拍子のリズムの取り方をはじめ、テンポや節回し、強弱の付け方すべてに亘って「シュトラウスになっている」と多くの関係者が絶賛しています。聴いていて曲の途中で違和感を覚えることがまったくなく、最後まで自然と耳に心地よく届くのです。

 詳しい内容およびCDの購入に関しては下記のウェブサイトをご覧下さい。
www.StraussPianoEdition.com

 CDは1枚US$10+郵送費です。PayPal Checkoutでクレジットカードでの支払いが可能です。

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